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大阪府吹田市で計画中の中庭のある3階建ての住宅
構造検査、断熱検査が完了し、内装工事に着手しました。

内装工事に着手するまでは、工務店さんから水回りや玄関のタイル割り付け図面の他、外壁のサイディング割付図が提出され
現場監理と並行して事務所ではこれらの施工図のチェック承認作業を進めていました。

内装工事に着手すると設計段階で共有していた内装のイメージについて、クライアントと再度サンプルを現地で確認しながら仕上げ材や塗装の色、タイルの目地色などの最終決定を行っていきます。
これまで現場の進捗に応じて開催していた定例での現場打合せも、毎週1回の開催となります。
足場解体の日時も決定しいよいよラストスパートです。

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2023/8/12 初の著書「建築設計のデジタル道具箱」が学芸出版社より出版されました。


大阪府吹田市で計画中の中庭のある3階建ての住宅
断熱検査を行いました。

今回の断熱仕様は壁をグラスウール、屋根と床はフェノバボードを採用しました。
それぞれの熱伝導率はグラスウールで0.034W/m・K、フェノバボードで0.019W/m・K
これらの仕様で外皮性能は外皮平均熱貫流率で0.56W/(㎡K) 冷房期の平均日射熱取得率は1.6
断熱等級5と一次エネルギー消費量等級6で長期優良住宅の認定を取得しています。

計算によって導き出されたこれらの性能を建築に確実に反映させるには、現場での確実な施工と第三者による検査が不可欠です。

現場での施工はグラスウールの場合は室内側の防湿層の施工が特に重要です。
今回は断熱施工が完了した段階で断熱材の仕様確認、防湿層の施工状況等を目視によって確認しました。
次回は内装のボードが施工された段階で赤外線カメラによる最終チェックを行います。

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大阪府吹田市で計画中の中庭のある3階建ての住宅
上棟式を行いました。

木工事を担当いただく大工さんは昨年竣工した宝塚市のガレージハウスを担当していただいた大工さんです。

非常に細かな納まりが得意で、手間をいとわない性格の大工さんです。
現場はいつも整理整頓が徹底されていて、とても気持ちよく打合せできます。
毎週の定例会議も事前に議題が準備されているため、毎回密度の濃い打合せが実施され理想的な現場。


やっとの上棟ですが、これからはクライアントにも現場にお越しいただき
仕上げの色決め等、並走していくことになります。

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大阪府吹田市で計画中の中庭のある3階建ての住宅
建方検査を行いました。

構造家の高橋さんにもお越しいただき、現場にて構造金物の検査を行いました。
民間審査機関の検査も同日に実施しました。

検査では基礎からの引き抜き金物が適正に使用されているかや、構造耐力壁に用いられる釘の仕様が構造図通りとなっているかも全数確認します。
構造用合板を軸組に固定するための釘は耐震性に非常に重要な要素です。

木造建築物で主に使用される釘の種類として3種類あります。

一番左の釘は造作用の釘で構造部には使用不可のものです。
一回り釘の頭の大きい右の2種類が構造用。
機械で打った際に、「めり込み」が少なくなるよう釘頭が大きくなっています。

検査では誤った種類の釘が使用されていないかや、構造図で指定されている通りの間隔で打たれているか、合板にめり込み過ぎていないか等を確認します。
ちなみに構造用合板の釘の「めり込み」は1mmで強度が10~20%、3mmで30~80%低減すると言われています。((財)日本住宅・木材技術センターの資料より)

残念ながら今回は誤った釘が一部で使用されていたため、一部の構造用合板をやり直していただきました。
検査後全ての是正を完了し、次施工への許可となり、無事中間検査済証も受領しました。

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大阪府吹田市で計画中の中庭のある3階建ての住宅
プレカット図面のチェックを行いました。

プレカットとは木造建築の構造木材をあらかじめ工場で加工し、現場で組み立てる方法のことを言います。
従来大工さんが手刻みで行っていた部材の加工や柱梁の継ぎ手加工を、現在では3Dデータを機械にインプットすると複雑な仕口の加工を自動で機械が行ってくれます。

また最近ではプレカットモデルの3DデータをBIMに取り込むことで意匠や設備との構造部材干渉のチェックを行えたりと、BIMによる建築生産プロセスの合理化や円滑化の恩恵を誰しもが受けれる土壌ができてきました。

今回は敷地も建物形状も3次元に入組み非常に難易度の高い計画ですので、3Dデータの共有によって得られる恩恵は多くあります。

プレカット図が承認されるといよいよ建方です。

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大阪府吹田市で計画中の中庭のある3階建ての住宅
木構造部材の木配りを行いました。

木配りについては「CAFE N+」の記事にて
今回は3階の梁が化粧表しとなっていて、その材をどの場所にどの面を向けて使用するかを確認しに、神戸市は長田区まで車を走らせました。

木材の使い方として、木配りをするまでもなく決まっているルールがあります。
例えば元口と末口 元口が根っこ側で、末口が上。
建築で木材を使用する際は木が元々山で生えていたように使うのが原則です。

根っこ側の元口は導管も太く水分を吸いやすい部位ですので、柱で使う場合は元口を下。
勾配屋根の梁や垂木で使用する場合は、元口が勾配の下になるように使用します。

基本的なルールを守りつつ、どの部材をどこに使うかをその場で決定しなければならず、毎回空間に思いを馳せながら、木材知識をフル回転させて考えます。
プレカット図の承認が終われば、いよいよ建方です。



ベースのコンクリート打設が完了すると、立上りの型枠施工、アンカーボルトの設置を行います。
工務店さんの自主検査が完了すると、設計監理者によるアンカーボルト検査→立上りコンクリート受け入れ検査となります。

アンカーボルト検査でチェックする主な項目は立ち上り配筋のかぶり厚さ・ドーナツの配置状況、アンカーボルトの位置・定着長さ・固定方法等です。
鉄筋もアンカーボルトもコンクリート打設の際にコンクリートの側圧で動かないように緊結されいるか否かがチェックのポイントです。

立上りコンクリートの打設においても、生コンの受入検査が必要です。

打設量が少量だからといって省略できるものではありません。
アンカーボルはこの立上りコンクリートに定着しており、特にホールダウンアンカーボルトには柱の軸力が大きくかかるため発現強度の裏付けが重要です。

上部構造の建方を開始する際、つまりアンカーボルトに引抜き力が加わる際にはコンクリート強度が設計基準強度以上発現していることが証明されていなければいけません。
そのためには、圧縮強度試験を行うための供試体の採取も行っておかなければいけません。

受入検査は問題なく合格。たった1台、3m3のコンクリート打設でしたが重要な基礎工事です。

吹田松が丘の家記事一覧
生コン受け入れ検査についての記事一覧

【NEWS】
2024/5/9 14年間の改良を重ねてtoolboxさんとの共同開発「天井スリットファン」が発売されました。
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配筋検査を終え、その翌日は生コン打設となります。
生コン打設の前には配合報告書によって事前に打設するコンクリートの配合を確認しておきます。
当日まず到着した生コン車より伝票を受取り、納入されたコンクリートの配合が間違いないか確認します。
これは現場監督さんの生コン打設時に行う一番大切な仕事です。設計監理者としては現場監督さんの後でダブルチェックを行います。
伝票で確認できることはもう一つ出荷時間。これは何が大切かというと外気温が25度を超える場合、練り混ぜ開始から90分以内に打設完了しなければいけません。
そのために出荷時間を確認し、何時何分までに打設完了しなければいけないかを把握しておきます。
この猛暑での生コン打設ですので、一秒でも早く打設を開始したいのですが、生コン車が到着してすぐ打設開始できるわけではありません。
受入検査が必要です。

受け入れ検査ではスランプ検査(コンクリートの硬さ確認)、空気量、塩化物量検査、そして圧縮強度検査に必要なテストピースの採取を行います。
それぞれの検査において細かい規定があり、例えばスランプ検査ではスランプコーンの中にスコップを使い生コンクリートをほぼ等しい量の3層に分けて詰めますが、その際層ごとにスランプ突き棒と呼ばれる金属の棒で突き固めます。

その棒で突く回数も25回と決められていますので、私は毎回横で何回突いているか数えています。
これは回数を確認するというよりも、検査員の知識や技量を測るために行っています。

今回スランプは15cm、空気量は4.5%。それぞれの基準値に納まったことを確認しようやく打設を開始できます。
この受入検査で前回の現場のように不合格となることも稀にあります。
その場合は返品し次の生コン車から再検査となります。
これから数十年以上地震や台風の外力に耐え続ける大切な基礎工事。
お施主様だけでなく検査する側も施工する方々も皆が納得できるモノ作りを行うためにとても大切な検査です。
生コン受け入れ検査についての記事一覧

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吹田市で計画中の中庭のある3階建ての住宅
基礎の配筋検査を行いました。

鉄筋の種類、径、間隔、かぶり厚さの確認は当然ですが、コンクリート打設時の衝撃荷重に耐えれる結束状況になっているかや、基礎下端のかぶり厚さ確保のために重要なサイコロの間隔等も重点監理項目としています。
これらはどのようにチェックするかというと鉄筋を踏んで沈まないか確認したり、梁のスターラップ等は手で触ってグラグラしないかというように非常に原始的な方法での確認を行います。
そのため遠隔で写真チェックというわけにはいかず現地現物での検査が原則。
今回は一部捨てコンの厚みが確保されておらず、施工時の人の重みで鉄筋が沈下し、下端鉄筋のかぶりが確保されていない部分がありましたので、サイコロを増やしたり、段取り筋を追加したり等コンクリート打設時の衝撃荷重にも耐えうる状況へ手直ししていただき検査終了。
次はコンクリートの受け入れ検査です。

配筋検査についての過去記事一覧

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吹田市で計画中の中庭のある3階建ての住宅
確認済証を受領しました。



子育てエコホーム支援事業」の助成金を受領するために長期優良住宅の申請も行いました。
長期優良住宅の認定条件で「一の階の床面積(階段部分の面積は除く)が 40m2 以上であること。」という条件があります。

今回は40.55m2

とにかく長期優良住宅が計画の条件でしたので、基本設計段階からこの面積の下限も常に意識しながら
かつ、実施設計及び申請作業においては耐震等級3・断熱等級5・一次エネルギー消費量等級6と決してやさしくない基準と対峙してきました。
申請には少し時間がかかりましたが、最後審査機関との決裁日は審査機関の担当者の方と「やっと終わりましたね!」と互いにねぎらいの言葉を掛け合うなど、久しぶりに苦戦した申請となりました。

子育てエコホーム支援事業では
長期優良住宅の場合、補助金額は100万円/戸、ZEH住宅の場合、80万円/戸

住宅ローン控除では
長期優良住宅・低炭素住宅が4,500万円、ZEH水準省エネ住宅は3,500万円

いずれも長期優良住宅のほうがメリットが大きくなります。

構造設計は野見神社のcafeや世田谷区の集合住宅 MIMOSA PUDICAを担当していただいた高橋俊也構造建築研究所の高橋さん


現場は基礎工事に基礎工事に着手しました。

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Philosophy

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建築はそれ自身の成り立ちとは無関係に
完成と同時にその周囲の人々や街並み、環境にまで大きく影響を与える存在です。
そして大切に使われているか否かその場所に馴染んでいるか否かに関わらず
何十年もその土地に存在し続けます。

デザインだけでなく、機能だけでもない、建築に関わる様々な物事にこだわり続け
何十年も人々に愛され、人々を守り、色褪せない建築
それが私たちの求める建築のあり方です。

Once created, architecture has significant influence on townscape,
surrounding people as well as the environment, regardless of its background.
It will remain on that ground for decades
whether it blends into the location or not, or if it’s treasured.

No just design or capabilities, but focus on various architectural essence.
Timeless longevity endeared for years, and guarding people’s lives…
this is the concept we pursue.

堀部圭一

堀部圭一

Keiichi Horibe

一級建築士
一級建築施工管理技士

堀部直子

堀部直子

Naoko Horibe

一級建築士
建築士会正会員
近畿大学非常勤講師
大和大学非常勤講師

Contact

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Horibe Associates co., ltd.

大 阪 569-1144 大阪府高槻市大畑町16-12 HAビル 2階
TEL. 072 691 8075
東 京 134-0015 東京都江戸川区西瑞江4-16-6 203
Mail info@horibeassociates.com

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