樹齢約50年の借景の桜へ向けた、大きなピクチャーウィンドウが特徴の住宅です。敷地は北側に道路、南側には高い擁壁。そこで大きな桜を望むことの出来る北面からの採光や眺望を積極的に取り入れるプランとしました。大小のピクチャーウィンドウは北面でも十分な採光と開放感をもたらし、建物ファサードのアクセントにもなります。プランは1階を水廻りやクローゼットなど動きやすさを重視、2階はリビングや寝室など、くつろぎやすさを重視した計画としています。道路と敷地の高低差は擁壁を造らず芝生の法面とし、ゆるやかなカーブを描く階段で建物にアプローチしています。
写真:市川かおり
【掲載誌】
JIA KINKI建築家カタログ2013‐2014
【掲載サイト】
design boom
arch daily
mmminimal