敷地は分譲地の入口で三面道路に面しています。そこで街の玄関口にふさわしいシンボリックでシンプルなものを提案しました。リビングの天井は一番高い部分で3.6m。一番低い部分は2.2mとしヒューマンスケールを意識した高さに抑えています。また、その天井の勾配を南側の軒に連続させることで、リビングでの視線は軒の流れに沿って庭に植えた紅葉の方向へ導かれます。リビングは南北の開口とトップライトにより明るく風通しの良い空間に仕上げています。2階キッチン横には食品庫、サービスバルコニーを近接させ、ファミリークローゼットを水周りの近くに配することで、洗濯・物干し・収納の家事動線を短くしています。
写真:平井広行
【掲載雑】
モダンリビング no.186 幸せになれる庭
【掲載サイト】
world-architects
【AWARD】
第19回「TH大賞」 準TH大賞