作家さんご夫婦のアトリエ併用住宅です。1階をアトリエ、2階3階を居住スペースとしています。低層住宅の多い街並みに、新しい3階建てのボリュームが違和感なく溶け込める外観を意識しました。外壁は周囲の建物の色に近い落ち着いた色を、また横張りサイディングの街並みにあわせて「ガルバリウム鋼板一文字葺き」を採用しました。窓を様々な高さに配置することで、外観において各階の床レベルを曖昧にし、ボリューム感を和らげています。階段踊り場の窓から入る光やLDKの吹き抜けは、各階をゆるやかに繋ぎ家族の気配を感じさせ安心感をもたらします。家族の安息の場としても、作家活動で情熱を燃やす場としてもふさわしい住宅となっています。
写真:市川かおり
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