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Horibe Associates

PROJECT REPORT

ヘレンベルガー・トア 夜景外観
竣工写真:夜、庭側より建物を望む 撮影:三木夕渚

RENOVATION OF A 200-YEAR-OLD NAGAYAMON

ヘレンベルガー・トア

HERRENBERGER TOR — 蔵垣内の長屋門、再生の記録
所在
大阪府茨木市 蔵垣内
用途
ドイツワイン商社 ヘレンベルガーホーフ様 新施設
建物
約200年の歴史を持つ長屋門の改修
設計監理
株式会社 Horibe Associates

茨木市蔵垣内にあるドイツワイン商社ヘレンベルガーホーフ様の新たな施設「ヘレンベルガー・トア」の設計監理を担当しました。建物は、約200年の歴史を持つ長屋門です。初めて現地を訪れたとき、まず目を引いたのは、丁寧に手入れされた庭園でした。この緑を室内へ引き込み、落ち着いた雰囲気の中で素材同士が響き合う建築をつくりたいと考え、計画をスタートしました。

CONCEPT

言葉に宿るこだわり

オーナー様のヒアリングから見えてきたもの

初回のヒアリングで印象に残ったのは、オーナー様のこの施設に対する熱量でした。大まかなイメージだけでなく、計画の初期段階から細部の納まりに至るまで、一つひとつに明確な考えと理由がありました。

CLIENT’S VOICE — ヒアリングでの言葉
  • ”  キッチン前は目地のない、さっと拭き取れる素材にしたい
  • ”  埃が溜まらないよう、ルーバーは縦方向に
  • ”  限られた空間だからこそ、人が気持ちよく行き交えるよう、角はできる限り丸く

その言葉の端々から、この施設に対する強いこだわりが伝わってきました。私たちが目指したのは、古いものに新しいものを合わせることではなく、200年の時間を刻んできた建築と現代の素材が、互いを引き立てながら自然に響き合うことでした。

ダイニングより庭を望む
ダイニングより庭を望む 撮影:三木夕渚
縁側の窓から望む庭園
縁側の窓から望む、手入れの行き届いた庭園 撮影:三木夕渚

断面アイソメトリック図

SECTIONAL ISOMETRIC

既存レンガ塀と同系色のタイルを室内に引き込み内外の連続性を生み出すことで、限られた空間に広がりを与えます。
艶のあるテクスチャーのタイルが庭の緑を反射し、四季の変化を室内へと届けます。艷やかなカラーステンレス、緑を取り込み空間を広げる大きな出窓。それぞれの素材が呼応し合い、豊かなひとつの空間をかたちづくっています。

MATERIAL MARIAGE

マテリアルのマリアージュ

素材選びの舞台裏

設計を進めていた時期は、ちょうど建築資材価格が大きく高騰していた頃でした。実施設計が完了してからもコスト調整は続き、何度も仕様を見直しました。それでも、この空間の質だけは落としたくなかったため設計者だけで判断せず、メーカーのショールームへ足を運び、担当者の方々と打ち合わせを重ねながら、納得できるまでサンプルを取り寄せて一つひとつの素材を選び抜きました。

厨房まわり
厨房ディテール
01|厨房まわり

厨房前には、機能性を優先して目地のないカラーステンレスを採用。隣には既存のレンガ塀から着想を得た、芳醇な赤ワインを思わせる艶やかなタイルを選んでいます。大きなピクチャーウィンドウが切り取る庭の表情がタイルに映り込みます。

大判メタリックシート
タイルと床の色合わせ
02|ステンレスとメタリックシート

カラーステンレスについては国内主要メーカー3社から気になる色柄をすべて取り寄せ、質感や光の反射を比較しながら検討しました。家具や天井には重量やコストの面からステンレスを用いることが難しかったため、国内で入手できるほぼ全てのメタリック調シートを各メーカーから取り寄せ、候補を絞った後はショールームへ足を運び、約1メートル四方の大判サンプルでカラーステンレスとの調和を確認しました。

現場で調合
調合後の変化
03|床の色 — 最後まで決まらなかった一色

床はコンクリート土間に表面強化材を施工する方法を採用しましたが、その色だけは数多くの標準色から選び切ることができませんでした。そんな時オーナー様から「標準色で決めるのではなく、この空間に一番合う色を調色して探してみたら」という一言をいただき、「そこまでこだわるなら、とことんやってみよう」と背中を押されました。すぐにメーカーへ相談すると、担当者の方が現場まで足を運んでくださり、何度も調色と試し塗りを繰り返しながら、ようやくこの空間にふさわしい色へとたどり着きました。標準色を選ぶだけでは決して生まれなかった、空間全体を静かにつなぐ床の色です。

※アクアカラー(ダークブラウン+ブラック調色)/AFJ株式会社

TECTA M21 ダイニングテーブル

04|TECTA M21 ダイニングテーブル

ダイニングテーブルには、ドイツ・TECTA社のM21(ウォールナット)を採用。バウハウスの思想を現代へ受け継ぐ数少ないメーカーで、装飾ではなく機能から美しさを導き出す考え方は、この建築で大切にしてきたことと重なります。天板はジャン・プルーヴェが描いた曲線から着想を得て生まれ、その曲線が人と人との距離を自然に縮めます。

ワインに料理とのマリアージュがあるように、建築にもマテリアル同士のマリアージュがあります。一つひとつの素材が優れているだけでは、豊かな空間にはなりません。木や石、鉄、左官など、それぞれが持つ質感や色、光の反射が互いを引き立て、響き合うことで初めて、その場所にしかない空気が生まれます。

しかし、その繊細な調和は、たった一つの要素でも簡単に崩れてしまいます。デザインされていないコンセントプレートや剥き出しのエアコン、洗剤のボトルなど、空間に馴染まないものが入り込むと、それまで積み重ねてきた美しい響きは失われてしまいます。

だから私たちは、素材の組み合わせだけでなく、納まりやディテール、ビス一本の見え方にまでこだわります。そうした細部への積み重ねが、言葉では説明できない心地よさを持つ建築につながると考えています。

MATERIAL MARIAGE

壁の出隅の曲線

匠と人の縁がつないだ仕事

放電加工前に熱で焼け変色した
カラーステンレス
最初の試みは熱で焼け、
変色してしまった。
ワイヤ放電加工で生まれた美しいR形状
水中でのワイヤ放電加工で、
美しいカーブが生まれた。
ワイヤ放電加工で生まれた美しいカーブが空間に映える
ダイニングテーブルの曲線とも呼応する
美しいR加工。

厨房のカラーステンレス壁にも忘れられない出来事がありました。本来、美しいRの出隅は形状加工後にカラー処理を施すのが理想ですが、特注となりコスト的に現実的ではありません。そこでカラー処理済みの板を加工する方法を選びましたが、R部分は熱で変色し大問題に。保健所検査まで2週間という土壇場で、ランニング仲間でもある「ナんでも スぐ コしらえる」でお馴染みのナスコ株式会社の中尾社長に相談すると、水中で電気を通して切断する、ワイヤ放電加工を提案いただき、無事焼けのない美しい曲線が実現しました。

この空間づくりにご協力いただいた皆様。
匠の技と人とのご縁が、この空間を支えてくれました。

濱内工務店

濱内工務店 QRコード

ナスコ株式会社

ナスコ株式会社 QRコード

丸岡材木店

丸岡材木店 QRコード

AFJ株式会社

AFJ株式会社 QRコード

天井には奈良県産の吉野杉を採用しました。丸岡材木店さんより仕入れ、仕上げに塗装を施しているため木肌は見えにくいですが、その香りと長い年月をかけて育まれてきた物語に価値を感じ選びました。吉野杉は数百年にわたり酒樽の材料として日本の酒文化を支え、灘や伏見、伊丹などの酒造りを陰で支えてきました。ヨーロッパでオーク樽がワインを育ててきたように、日本では吉野杉が酒を支えてきました。異なる文化でありながら「木が酒を支えてきた」という共通の物語を、この空間の中で静かに重ね合わせています。

200年の歴史を刻む柱梁。庭の緑を映し込む艶やかなタイル。目地のないカラーステンレス。吉野杉が宿す香りと物語。ウォールナットの温もり。それぞれが主張するのではなく、互いを引き立て合い、響き合うことで、一つの豊かな時間が生まれます。

私たちは、この建築を単なるリノベーションではなく、
200年の歴史と現代の感性、日本とドイツそれぞれの酒文化が
静かに重なり合う場として設計しました。

HAUSMESSE — ドイツワイン試飲会

毎年春と秋には、ヘレンベルガーホーフ恒例のドイツワイン試飲会「ハウスメッセ」が開催されます。次回は10月17日(土)から19日(月)までの3日間。50種類以上のドイツワインを自由に試飲することができます。近年、地球温暖化は世界中のワイン産地に深刻な影響を及ぼしていますが、もともと冷涼な気候であったドイツではブドウがより安定して成熟するようになり、世界的な評価も高まっているそうです。ぜひ一度、200年の歴史を刻む建築と美しい庭園、世界が注目するドイツワインが織りなす豊かな時間を体感してください。

株式会社 Horibe Associates

HERRENBERGER TOR PROJECT REPORT — 株式会社 Horibe Associates

【NEWS】
2026/2/24 一棟貸しヴィラ「private villa ten-KUMANO-」がASIA DESIGN PRIZE 2026にてGRAND PRIZEを受賞しました!
2026/1/10 toolbox共同開発 「天井スリットファン」が累計販売台数300台を超えました!←NEW!
2023/8/12 初の著書「建築設計のデジタル道具箱」が学芸出版社より出版されました。


大阪府茨木市 古民家改修 / 保健所検査

古民家を飲食店にする。その裏側にある、二つの手続きのこと。

horibe associates

古民家を飲食店として使うには、用途変更飲食業許可という、性格の異なる二つの手続きを並走させる必要があります。

用途変更とは、既存建築物の用途を変更する際に必要な手続きのことで、延べ床面積200㎡を超える場合は確認申請が義務付けられます。

飲食業許可は保健所が管轄し、厨房の設備・仕様・動線が食品衛生法の基準を満たしているかどうかが審査され、前者は建築基準法、後者は食品衛生法という、管轄の異なる二つの法律が同時に動きます。

設計者はこの両者を俯瞰しながら、工期・発注・検査のタイミングを調整する役割を担います。

前進と後退を繰り返しながら、ようやく形になってきたレストランの改修工事。
いよいよ飲食業許可の取得に向けての保健所検査となりました。

古民家レストラン改修工事・茨木市 保健所検査前の厨房
飲食店開業までの許認可:実務で詰まりやすいポイント

① 用途変更の要否を確認する
延べ床面積200㎡以下であれば確認申請は不要ですが、用途地域によっては飲食店の開業そのものが制限される場合があります。
まず用途地域と既存の建築確認済証の内容を確認することが出発点に。

② 防火・避難計画を見直す
飲食店は住宅や事務所とは異なる防火基準が適用されます。
既存建物の構造や仕上げ材が現行基準に適合しているかを確認し、必要に応じて改修計画に織り込みます。古民家の場合、既存不適格の問題が出てくることも少なくありません。

③ 保健所と事前協議を行う
飲食業許可の審査は、厨房の手洗い設置位置・シンクの数・換気設備の能力・床の仕上げ材など、細部にわたります。設計段階で保健所と事前協議を行い、図面に要件を反映させておくことが再工事を防ぐ上で重要になります。

④ 着工・改修工事
古民家の改修では、解体してはじめて見えてくる既存状況への対応が必要になる場面が多くあります。事前に把握できていない状況への判断を現場でスピーディに行えるかどうかが、工期を守れるかどうかに直結します。

⑤ 保健所検査・許可証取得
申請書提出後、検査員が現地で設備を確認します。指摘があれば再検査となり、許可証の発行が遅れます。
開業日が決まっているプロジェクトでは、この「再検査リスク」が最大のスケジュールリスクになります。

今回は、許可取得後すぐに控えているイベントがあったため、「再検査」は絶対に避けたい状況。
残された時間も限られており、一発合格が必須というプレッシャーの中での調整でした。

申請書の提出から検査当日まで、実はさまざまなことがあり、、
設計段階から組み込んでいた厨房の手洗いが、数ヶ月前からまさかのSOLD OUT。
仮のものを設置しようかと半ば諦めかけた頃、奇跡的に1週間前に再販されたり、
いざ検査という時になって、ガスの開栓を失念していることに気づいたり……。

次々と訪れる小さな峠を一つひとつ乗り越えながらも、「何があっても諦めない」という現場全体の熱意が通じたのか、検査員の方からは「最短で許可証を発行できるよう努力します」との言葉をいただき、そして——イベント前日、無事に許可証を取得することができました。

この短期間でここまでたどり着けたのは、ここ数年にわたって複数のプロジェクトを共にしてきた工務店さんとのチームワークあってのこと。
お盆休みを挟みながらも、約3ヶ月というタイトなスケジュールをやり切ってくださいました。

設計の仕事は、図面を描くことだけではありません。
法規を読み、行政と交渉し、施工者と段取りを組み、予期せぬ事態に対処する。
その積み重ねの先に、ようやく建築は使われはじめます。

関係者の皆さま、本当にありがとうございました。

【関連記事 ― 古民家Restaurant プロジェクト記録】
工事着工 ― 着工を迎えるまで(2025.09)
ショールーム巡り ― 素材選定(2025.08)
カテゴリー:古民家Restaurant(全記事一覧)

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[EN] Project Note — Machiya Restaurant Renovation, Ibaraki City, Osaka
Converting a traditional machiya townhouse into a licensed restaurant in Japan requires two parallel procedures governed by two separate laws: a change-of-use filing under the Building Standards Act (a full permit application is required for buildings exceeding 200m²), and food service licensing under the Food Sanitation Act, issued by the local public health center. A structural architect navigates both simultaneously — aligning the construction schedule with permit timelines and inspection windows. Health inspections cover kitchen hand-washing unit placement, sink count, ventilation capacity, and floor finish specifications; any deficiency triggers re-inspection and delays opening. On this project, a three-month construction schedule compressed around the Obon holiday was anchored to an immovable client event. A hand-washing unit specified at the design stage went out of stock mid-construction and was restocked one week before the inspection. Gas activation was confirmed on the morning of the inspection itself. The health inspector offered to expedite the license; it arrived the day before the event. Design and supervision: Horibe Associates — Keiichi Horibe / Naoko Horibe, Osaka.

堀部圭一(一級建築士・一級建築施工管理技士 / Horibe Associates 共同代表 / 著書:建築設計のデジタル道具箱
horibe associates



@horibeassociates


【NEWS】
2026/2/24 一棟貸しヴィラ「private villa ten-KUMANO-」がASIA DESIGN PRIZE 2026にてGRAND PRIZEを受賞しました!
2026/1/10 toolbox共同開発 「天井スリットファン」が累計販売台数300台を超えました!←NEW!
2023/8/12 初の著書「建築設計のデジタル道具箱」が学芸出版社より出版されました。


このプロジェクトも、ここ最近の価格高騰の波にしっかり揉まれながら、ようやく金額がまとまり、着工を迎えることができました。
設計で一番大切にしていた部分は何とか守り抜き、ひと安心です。


見積りご協力いただいた工務店の皆さま、本当にありがとうございました。
今回はご一緒できなかった会社の方々も、またどこかで必ずご一緒できたらと思える方ばかりでした。

さて現場では、解体工事と並行して造作工事もすでにスタートしています。
工期は約3ヶ月。厨房機器や仕上げ材などは、着工と同時にすぐに発注が必要で、段取りがとても大切になってきます。

改修工事なので、解体して初めて見えてくることも多く、都度細かな方向修正が必要になる場面も。
現場としっかり連携しながら、判断はできるだけスピーディに、前向きに進めていきたいと思います。

【NEWS】
2025/5/1 toolbox共同開発 「天井スリットファン」が累計販売台数200台を超えました!←NEW!
2025/4/7 CAFE N+が商店建築「good design cafe vol.5」に掲載されました。
2023/8/12 初の著書「建築設計のデジタル道具箱」が学芸出版社より出版されました。


重要なマテリアルの発注を前に、念のためもう少し大きなサンプルを確認しておこうということで、いくつかのショールームを巡ってきました。

当初は床を黒にする予定でしたが、さまざまなサンプルを見ていく中で、より良い素材に出会い、その場で方針を変更することにしました。結果として、空間をさらに良い方向へと近づけることができたと感じています。

古い建築との融合を図る中で、新たに挿入する部材にも、まるで元々そこに存在していたかのような佇まいを持たせるための素材を探し求めてきました。

満足のいくマテリアルがすべて揃い、あとは現場でのインストールを待つのみです。
今回のプロジェクトでは特にコストの調整やマテリアルの選定は、図面を描く設計期間以上に重要なプロセスだと改めて実感しました。

【NEWS】
2025/5/1 toolbox共同開発 「天井スリットファン」が累計販売台数200台を超えました!←NEW!
2025/4/7 CAFE N+が商店建築「good design cafe vol.5」に掲載されました。
2023/8/12 初の著書「建築設計のデジタル道具箱」が学芸出版社より出版されました。


大阪府茨木市で計画中の古民家キッチン
実施設計が完了しました。

クライアントを始め、実際に調理されるシェフの方へのヒアリングや厨房機器メーカーの方との打合せ、気になるレストランの視察や、いくつかのレンタルキッチンスペースの見学を重ねながらの実施設計でした。
キッチンと一体となったゲストスペースは、繊細なディテールを積み重ねた緊張感のある凛とした空間を目指しました。
そのため図面の大半が詳細図となり、メインの改修スペース約20m2に対して図面は約50枚。

小さな空間ですが、非常に密度の高い空間となっています。


図面完成後のクライアントとの打合せでは、全ての図面に目を通してくださっていて
打合せ時に持参されていたクライアントのメモに記された数行の打合せ項目は、その全てが的確でより良い空間へ直結するものばかり


以前読んだ書籍「博報堂で学んだ負けないプレゼン」では
「クライアントは自分たちの100倍考えている。クライアントの悩みの理解と共感こそが提案の大前提である」とありました。

全てのプロジェクトに対して、自分が施主になったつもりでと、自分やスタッフに言い聞かせながら図面に向き合うのですが、それでもクライアントはもっと考えています。
今回の打合せでもそのことに改めて気付かされました。

そして打合せの最後には「これまでで一番の作品にしてくださいね」と
これでやる気が出ない人はいません
これからの見積り調整がソフトランディングできるよう願って次のステップに進みました。

【NEWS】
2024/10/1 CAFE N+が商店建築 2024.10月号 CAFE特集に掲載されました。←NEW!
2023/8/12 初の著書「建築設計のデジタル道具箱」が学芸出版社より出版されました。


現在阪南市で計画中のワーケーション施設にはホームパーティーや出張シェフによる
本格的な料理に対応できるキッチンがあります。

また茨木市で計画中の古民家レストランでも出張シェフによるレンタルキッチンとしての展開も視野に計画しています。

仕込みを事前に行い、出張先で調理を行うシェフの方の生の声を聞けるチャンス
ということで、とあるホームパーティーに参加させていただきました。

色々シェフにお話を聞きながらと意気込んで前のめりで参加させていただいたのですが、
最初のお料理「仙鳳趾牡蠣のマリネ」から感動で味わうことに夢中

2品目鱧とカツオと水なすのサラダはいつもスーパーで普通に目にする食材が
こんなに美味しく生まれ変わることに驚き

3品目万願寺唐辛子のソースが絶品すぎて声にならず

以降全てに感動の連続で、お料理が美味しいとワインも次々と栓が開き

一切シェフに質問することなく最後の一品デザートへ

結局何も質問できずにシェフの連絡先だけお聞きして勉強会と称したホームパーティーは幕を閉じました。

人が良くなると書いて「食」。

料理人の食に向き合う姿勢を学び、さらに良いキッチンをデザインしようと心を新たにした一日でした。
堀部直子

【NEWS】
2024/10/1 CAFE N+が商店建築 2024.10月号 CAFE特集に掲載されました。←NEW!
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先日母の米寿のお祝いに 大阪府高槻市は堅田にある「心根」を訪問させていただきました。
心根でいただくお料理は、とても繊細でやさしく、素材のほんとうの味を引出した滋味深いお料理です。

古民家を再生した建築空間は既存と新しいものを融合させる意匠ではあえて面を落としたり、異素材を組合せたりとディテールへの気遣いも繊細。
新建材やエアコン等の機械類は一切表には現れず、古民家の空気感をそのままに、和食の美しさを素直に受け入れられる背景を作っています。

現在計画中の古民家レストランの参考になる部分も多くあり、多くのインプットを得た会食でした。
堀部 直子

「心根」WEBサイトinstagram

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2024/10/1 CAFE N+が商店建築 2024.10月号 CAFE特集に掲載されました。←NEW!
2023/8/12 初の著書「建築設計のデジタル道具箱」が学芸出版社より出版されました。


大阪府茨木市で計画中の古民家キッチン

厨房機器の選定や配置計画について厨房メーカーの方と、かれこれ4度目になるミーティングを行いました。
厨房計画の終盤となるとコーキングの幅や引き出しとガスコンロの取手の干渉など
ほぼ原寸大での寸法調整にまで話は及びます。

シェフにとって厨房はただ料理を作る場所ではありません。

想像を膨らませより素晴らしい料理の創作に集中できるよう、無駄のない合理的な動きを手助けする機器や収納の配置でなくてはいけません。

また料理に情熱を注ぎ心を奮い立たせる事のできる舞台としての意匠も重要です。

またオープンキッチンであればなおさら、シェフの調理する姿をより神々しいものとして、お客様に披露できるものでなくてはいけません。

計画がスタートしてから様々なシェフの方々とお話する機会を設け、様々なレストランの厨房を研究しました。
ようやくまとまりつつある厨房。お客様にもシェフにも満足いただけるものになりそうです。



築100年以上の建物をリノベーションしての飲食店の計画がスタートしました。
既存建物の実測は3Dスキャンで。
ヒアリングは、クライアントからのご要望の他、調理に立たれるシェフにもご要望をお聞きしました。
美しくお手入れされたお庭を活かしたプランを模索中です。

ご要望や条件を集約してこれからプランニングをスタートさせますが、その前にリサーチも必要とのことで、気になるレストランを何店か予約しました。
非常にタイトなスケジュールですが、期待値を大幅に超え「依頼して良かった」と思っていただける作品を創るべく全力で取り組みたいと思います。

【NEWS】
2024/5/9 14年間の改良を重ねてtoolboxさんとの共同開発「天井スリットファン」が発売されました。
2023/8/12 初の著書「建築設計のデジタル道具箱」が学芸出版社より出版されました。


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Philosophy

Philosophy

建築はそれ自身の成り立ちとは無関係に
完成と同時にその周囲の人々や街並み、環境にまで大きく影響を与える存在です。
そして大切に使われているか否かその場所に馴染んでいるか否かに関わらず
何十年もその土地に存在し続けます。

デザインだけでなく、機能だけでもない、建築に関わる様々な物事にこだわり続け
何十年も人々に愛され、人々を守り、色褪せない建築
それが私たちの求める建築のあり方です。

Once created, architecture has significant influence on townscape,
surrounding people as well as the environment, regardless of its background.
It will remain on that ground for decades
whether it blends into the location or not, or if it’s treasured.

No just design or capabilities, but focus on various architectural essence.
Timeless longevity endeared for years, and guarding people’s lives…
this is the concept we pursue.

堀部圭一

堀部圭一

Keiichi Horibe

一級建築士
一級建築施工管理技士

堀部直子

堀部直子

Naoko Horibe

一級建築士
建築士会正会員
近畿大学非常勤講師
大和大学非常勤講師

Contact

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Horibe Associates co., ltd.

大 阪 569-1144 大阪府高槻市大畑町16-12 HAビル 2階
TEL. 072 691 8075
東 京 134-0015 東京都江戸川区西瑞江4-16-6 203
Mail info@horibeassociates.com

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