blog
確認申請/茨木のガレージハウス ― 3種混構造の実務
2026.05.10 / Horibe Associates
RC・木造・鉄骨の3種混構造で確認申請を通すということ
確認申請、折り返しへ。
horibe associates
昨年4月からの4号特例縮小と省エネ義務化により、確認申請の審査内容は大幅に増加しました。審査体制が制度の施行に追いついていない状況が続き、一回目の指摘が出てくるまでに3〜4ヶ月を要するのが業界全体の実情です。
そのような環境の中、いつもお付き合いいただいている民間審査機関の方々は、一日でも早く前へ進められるよう柔軟な対応をとってくださっています。本来3ヶ月後に出るはずの一回目の指摘を、簡易チェックという形で1ヶ月以内にご連絡いただけるようになってきました。本当にありがたい限りです。
今回のプロジェクトは、異なる3種類の構造を組み合わせたハイブリッドな計画。
鉄筋コンクリート
木造在来工法
鉄骨
そこに複数の難しい審査課題が重なっています。
- 準耐火建築物としての解釈の難しい準耐火要件
- 前面道路の斜線制限をかわすための天空率の適用
- コンクリート内外打放し仕上げを用いた省エネ適合審査
- RC部分の熱橋計算を含む高度な省エネ申請への対応
特に省エネ申請においては、RC部分の熱橋計算が加わるため、木造単一構造の建物とは次元の異なる専門的な対応が必要です。この分野は省エネ計算のエキスパートに依頼し、一つひとつ丁寧に解決しています。
図面を一瞥した構造審査担当の方から最初にいただいた言葉。
「水平ブレスがないとこの構造は成り立たない」
それでも構造は一切変更することなく、審査は着実に進んでいます。
今回の構造設計を担当いただいているのは、高橋俊也構造計画研究所。最初にご一緒したのは東京・世田谷の賃貸マンション「mimosapudica」、2014年のことです。12年のお付き合いになります。どんなに難度の高いプロジェクトでも安心して任せられる、私たちの建築になくてはならないパートナーです。
審査もあと少しで完了。
工務店さんが決定すればいよいよ工事着手です。
[EN] Project Note — Garage House in Ibaraki, Osaka
A hybrid-structure garage house combining reinforced concrete, timber framing, and steel — three structural systems in a single residential project. The permit process has involved sky factor calculations, quasi-fire-resistant specifications, and advanced energy compliance including thermal bridge analysis for the RC portions. Structural engineering by Takahashi Toshiya Structural Planning (our partner since 2014). Permit approval now in its final stage.
【NEWS】
2026/2/24 一棟貸しヴィラ「private villa ten-KUMANO-」がASIA DESIGN PRIZE 2026にてGRAND PRIZEを受賞しました!
2026/1/10 toolbox共同開発 「天井スリットファン」が累計販売台数300台を超えました!←NEW!
2023/8/12 初の著書「建築設計のデジタル道具箱」が学芸出版社より出版されました。
