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大阪府吹田市で計画中の中庭のある3階建ての住宅
木構造部材の木配りを行いました。

木配りについては「CAFE N+」の記事にて
今回は3階の梁が化粧表しとなっていて、その材をどの場所にどの面を向けて使用するかを確認しに、神戸市は長田区まで車を走らせました。

木材の使い方として、木配りをするまでもなく決まっているルールがあります。
例えば元口と末口 元口が根っこ側で、末口が上。
建築で木材を使用する際は木が元々山で生えていたように使うのが原則です。

根っこ側の元口は導管も太く水分を吸いやすい部位ですので、柱で使う場合は元口を下。
勾配屋根の梁や垂木で使用する場合は、元口が勾配の下になるように使用します。

基本的なルールを守りつつ、どの部材をどこに使うかをその場で決定しなければならず、毎回空間に思いを馳せながら、木材知識をフル回転させて考えます。
プレカット図の承認が終われば、いよいよ建方です。


サントリー山崎蒸溜所ツアー

2024.09.15 / Horibe Associates


先日行きつけの焼き鳥屋さん主催のサントリー山崎蒸溜所ツアーに常連のお客様たちと参加してきました。

サントリーの創業者 鳥井信治郎がジャパニーズウイスキーの製造地に山崎を選んだ理由は「良質な水」だけではなく、「湿潤な環境」にもあるそうです。
桂川、宇治川、木津川 温度の異なる3つの川の水が合流することで霧が発生しやすい山崎の地形。
この環境がウイスキーの熟成に最適な環境だったからだそうです。

ウイスキー館で歴史を学んだあとは、製造エリアを工程順に見学。

真夏の暑さにさらに輪をかけて蒸し暑い蒸留工程を駆け抜け

揮発したウイスキーの香り(天使の分け前)の充満した貯蔵庫では娘の誕生年の樽を発見して記念写真を撮ったり

建築と共通する物作りの楽しさに心躍らせ、最後はお待ちかねウイスキーの試飲会で夏の大人の遠足は終了しました。

【NEWS】
2024/5/9 14年間の改良を重ねてtoolboxさんとの共同開発「天井スリットファン」が発売されました。
2023/8/12 初の著書「建築設計のデジタル道具箱」が学芸出版社より出版されました。



先日東住吉の家クライアントご家族と久しぶりの再会とランチをご一緒させていただきました。

設計をご依頼いただいてから何度目かの打合せの際にマラソンシューズを履かれていたご主人に
「マラソン走られるんですか?」から深まったご主人とのラン友の関係

ご主人とは大阪城や長居公園でのマラソン練習会で度々一緒に練習させていただいているのですが、奥様やお子様たちとは約5年ぶりの再会です。
当時生まれたてだった末っ子くんはすっかり大きくなって、2番目の男の子は快活さに磨きをかけ、当時は「ほりべさん!ほりべさん!」とつきまとってきていた、一番上の元気な娘さんは、完全にしっかりもののお姉さんに変身していました。

あの頃のように「ほりべさん!」と名前を呼ばれなかったのは少し寂しかったですが(名前忘れられていたのかも・・)、住み心地は大満足とご家族口を揃えて言っていただけ、設計者冥利に尽きます。


このようにご家族皆様が安心して笑顔でいられるのは、何よりお引渡ししてからの工務店さんのアフター対応が重要だと感じます。
施工いただいた現場監督さんとはかれこれ12年目のお付き合い。

ちょっとした相談でも気軽に連絡することができる。
そのような施工者の方々とのパートナーシップも大切にすべきと認識したランチ会でした。(またいつでもランもお誘いください!)
堀部 圭一

東住吉の家 記事一覧

【NEWS】
2024/5/9 14年間の改良を重ねてtoolboxさんとの共同開発「天井スリットファン」が発売されました。
2023/8/12 初の著書「建築設計のデジタル道具箱」が学芸出版社より出版されました。



ベースのコンクリート打設が完了すると、立上りの型枠施工、アンカーボルトの設置を行います。
工務店さんの自主検査が完了すると、設計監理者によるアンカーボルト検査→立上りコンクリート受け入れ検査となります。

アンカーボルト検査でチェックする主な項目は立ち上り配筋のかぶり厚さ・ドーナツの配置状況、アンカーボルトの位置・定着長さ・固定方法等です。
鉄筋もアンカーボルトもコンクリート打設の際にコンクリートの側圧で動かないように緊結されいるか否かがチェックのポイントです。

立上りコンクリートの打設においても、生コンの受入検査が必要です。

打設量が少量だからといって省略できるものではありません。
アンカーボルはこの立上りコンクリートに定着しており、特にホールダウンアンカーボルトには柱の軸力が大きくかかるため発現強度の裏付けが重要です。

上部構造の建方を開始する際、つまりアンカーボルトに引抜き力が加わる際にはコンクリート強度が設計基準強度以上発現していることが証明されていなければいけません。
そのためには、圧縮強度試験を行うための供試体の採取も行っておかなければいけません。

受入検査は問題なく合格。たった1台、3m3のコンクリート打設でしたが重要な基礎工事です。

吹田松が丘の家記事一覧
生コン受け入れ検査についての記事一覧

【NEWS】
2024/5/9 14年間の改良を重ねてtoolboxさんとの共同開発「天井スリットファン」が発売されました。
2023/8/12 初の著書「建築設計のデジタル道具箱」が学芸出版社より出版されました。


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Philosophy

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建築はそれ自身の成り立ちとは無関係に
完成と同時にその周囲の人々や街並み、環境にまで大きく影響を与える存在です。
そして大切に使われているか否かその場所に馴染んでいるか否かに関わらず
何十年もその土地に存在し続けます。

デザインだけでなく、機能だけでもない、建築に関わる様々な物事にこだわり続け
何十年も人々に愛され、人々を守り、色褪せない建築
それが私たちの求める建築のあり方です。

Once created, architecture has significant influence on townscape,
surrounding people as well as the environment, regardless of its background.
It will remain on that ground for decades
whether it blends into the location or not, or if it’s treasured.

No just design or capabilities, but focus on various architectural essence.
Timeless longevity endeared for years, and guarding people’s lives…
this is the concept we pursue.

堀部圭一

堀部圭一

Keiichi Horibe

一級建築士
一級建築施工管理技士

堀部直子

堀部直子

Naoko Horibe

一級建築士
建築士会正会員
近畿大学非常勤講師
大和大学非常勤講師

Contact

Contact

Horibe Associates co., ltd.

大 阪 569-1144 大阪府高槻市大畑町16-12 HAビル 2階
TEL. 072 691 8075
東 京 134-0015 東京都江戸川区西瑞江4-16-6 203
Mail info@horibeassociates.com

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